新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界中の経済に影響を及ぼしています。当然ながら、音楽や映画・舞台などの芸術活動も全くなされていません。
もちろん、こういう状況下なのでそれは仕方ないことではあるのですが、かつてのLive AidやUSA for Africaなどがそうであったように、国内外問わずにチャリティー活動や支援事業を行なっているアーティストが結構います。
また、自宅でのライブを配信したりしているケースもあります。
今回は、このような事態が起きなければなかったであろうミュージシャン同士のコラボやオンライン・ライブなどをご紹介します。(今回は洋楽です。)
有名アーティスト・コラボ曲
まずは、コラボ曲からご紹介します。
なお、ここで紹介しているコラボ曲は、全てチャリティです。First Responders Children’s Foundationや国境なき医師団・No Kid Hungryなど、曲から上がる収益はそれぞれの寄付先に募金されるとのことです。
アリアナ・グランデ&ジャスティン・ビーバー「Stuck with You」
まずは、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)とアリアナ・グランデ(Ariana Grande)のコラボ曲です。それぞれのYouTubeチャンネルで異なるミュージックビデオがアップされています。
(アリアナの新しい恋人がPVに出ているということでも話題に。彼女は次々と新しい恋を見つけていきますねえ)
ケンダル&カイリー・ジェンナーなどのセレブも登場。
ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、ボーイズ・II・メンなど「House party」
続きましては、80末-90年代に一世を風靡したニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(New Kids On The Block=NKOTB)やボーイズ・II・メン(Boyz II Men)、ラッパーのノーティ・バイ・ネーチャー(Naughty By Nature)・ジョーダン・スパークス(Jordin Sparks)などがコラボした「House party」。
90年代の洋楽ファンが喜ぶであろうメンバーが、明るいポップなパーティー・ソングをリリース。ボーイズ・II・メンはヒゲを伸ばしていて、最初誰かわからなかった..。
NKOTBのメンバーであるドニーの弟・俳優のマーク・ウォールバーグ(Mark Wahlberg)やシンガーのキャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)、ニコール・シャージンガー(Nicole Scherzinger)もPVに登場します。
アジア系のおじさんが出てくるので誰かと思ったら、アメリカで活躍している俳優・声優・コメディアンのケン・チョン(Ken Jeong)という方でした。何と医師として働いていたこともある人だそうです。
カナダのアーティストが集合して名曲をカバー「Lean On Me」
ビル・ウィザース(Bill Withers)の1972年のヒット曲「Lean On Me(リーン・オン・ミー)」をカナダ出身のミュージシャン達がコラボをしています。
ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)、ブライアン・アダムス(Bryan Adams)、マイケル・ブーブレ(Michael Bublé)など、こちらも錚々たるメンバーが集まっています。
かつて日本でも大ヒットを飛ばした(今や懐かしの)アヴリルやブライアン・アダムス(年取ったなあ)もカナダ出身でしたね、そういえば。
ビル・ウィザースは特にカナダと関係ないけど、なぜ彼の曲を選んだんでしょうね。曲はいいし歌詞もこの状況に合ってはいますが。
イギリスの有名アーティストが出演「 Times Like These」
こちらはイギリスのアーティストがそれぞれ自宅等で録音したものを編集したビデオです。曲もいいですし、PVも良いです。
イギリスを代表する有名ミュージシャンが多数出演しています。「Don’t Start Now」が世界的大ヒット中のデュア・リパ(Dua Ripa)、エリー・ゴールディング(Ellie Goulding)、フー・ファイターズ(Foo Fighters)、リタ・オラ(Rita Ora)など24組が出ています。
USA For Africaの頃とは違い、別々の場所で撮影したものを集めて編集できるがゆえに成り立つPVですね。
歌っているアーティスト名が知りたい方は、こちらのビデオを見ていただくと、シンガーの名前が登場シーンと共に出ています。
JP SaxeとJulia Michaelsのコラボ「If the World Was Ending」
昨年発表されたJP Saxe(なんて読むのかな?)とJulia Michaels(ジュリア・マイケルズ)のデュエット曲「If the World Was Ending」を、様々なアーティストが参加してチャリティ・ソングとして配信されたものです。
こちらも参加者は豪華です。キース・アーバン(Keith Urban)、アレッシア・カーラ(Alessia Cara)、 ジェイソン・デルーロ(Jason Derulo)、ケーシャ(Kesha)、ザラ・ラーション(Zara Larsson)、サム・スミス(Sam Smith)、アン・マリー(Anne Marie)など、結構すごいメンバーがコラボしています。
ジュリア・マイケルズは、ソングライターとして超売れっ子なので、たくさんのアーティストとつながりがあったのかもしれませんね。
有名アーティストの自宅ライブ
次にご紹介するのは、アーティストによる自宅でのライブです。バンドの場合は、メンバーがそれぞれの自宅で演奏をしていて、なかなか面白いライブ演奏となっています。
グローバル・シティズンの慈善「自宅ライブ集」
4/18に世界保健機関(WHO)とGlobal Citizen (グローバル・シティズン)の主催で、慈善ライブ「One World: Together At Home」が開催されました。
これは、新型コロナウィルス感染症対応に当たる医療従事者等への支援「COVID-19 Solidarity Response Fund」のためのコンサートで、様々なアーティストによる自宅ライブを公式YouTubeで観ることができます。
レディ・ガガからテイラー・スイフト、スティービー・ワンダーやローリングトーンズなどすごいメンバーが出ています。
マライア・キャリーの自宅ライブ
マライア・キャリーは3月から自宅ライブをYouTubeにて配信しています。このビデオは、Rise Up New York というニューヨーカーへの支援の取り組みの一つとしてアップされています。
チャリティー活動「Rise Up New York」
Rise Up New Yorkは、コロナウイルスの影響を受けるニューヨーカー支援の活動で、著名人がテレビやラジオに出演し、様々なチャリティーを行なっています。
公式サイトはコチラ → Rise Up New York
ミュージシャンでは、ボン・ジョヴィやアリシア・キースも自身のYouTubeチャンネルでライブ映像を配信しています。
ボン・ジョヴィ「It’s Life」
しばらく見ないうちに、John(Bon Jovi)も年取りましたね。
Alicia Keys 「Good Job」
世界的DJのライブ
数年続いたEDMブームも落ち着きましたが、世界的DJはまだまだ健在!野外やオンラインでのライブ模様を配信しています。
自宅でパーリー気分になりたい方はぜひ!
カルヴィン・ハリス(Calvin Harris)
DJ収入ランキングではトップを走り続けるカルヴィン・ハリス。(毎年50億円以上稼いでおります)
チャリティ・オンライン・ライブを開催。新曲は入っているものの、過去のヒット曲はなぜか1曲もプレイリストになし。なぜ?
マーティン・ギャリックス(Martn Garrix)
DJランキング(Mag Top DJ)で昨年まで3年連続首位だった、若き世界トップDJのマーティン・ギャリックスは、アムステルダムの高層タワーの屋上でライブ。
デヴィット・ゲッタ(David Guetta)
EDMブームを作り、まさに音楽の歴史を変えたデヴィット・ゲッタはチャリティ野外ライブを開催。ですが、これはマンションのベランダから眺めるという新しいスタイル。
静かに過ごしたい人は迷惑じゃないのかな(笑)
今週末(5/31)にはニューヨークでも同スタイルでのライブを開催するようです。
最後に
いかがだったでしょうか?
コラボやライブは、探せばまだまだたくさんありますので、好きなアーティストなどの映像を見ながら、自粛や在宅でのストレスが溜まっている方は、音楽で発散させましょう!