外出の自粛や在宅ワークが増えたせいか、InstagramやYouTubeといったSNSへのアクセスすることが多くなりました。
SNSだけでなくamazonのプライムビデオで映画を観たり、ネットショップで買い物したり、いわゆる「巣ごもり消費」が増加傾向で、これは皆様も同様ではないでしょうか?
実際に、新型コロナが拡大してから、事業を拡大している会社もあります。
例えば、DVD・CDのレンタル/販売を行なっているTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブは前年度比74%もの純利益増、有料会員増加に伴い過去最高益を叩き出しているNetFlix、アクセス増加のために画質を落としたYouTubeなど、です。
CCC―巣ごもり消費で純利益74%増
Netflix、在宅増え最高益 1~3月期は会員1500万人増
YouTube、動画の画質を制限 新型コロナで利用拡大
世界的にもSNSへのアクセスが増えてきていると思い、ユーザー数やランキングを調べてみました。
SNSアクティブ・ユーザー数ランキング
一体どのくらいの方がSNSにアクセスしているのかと言うと、下記のような数字になります。(アクティブユーザーというのは1ヶ月に1回以上アクセスしているユーザーのことです)
*調査時期は、各SNS運営会社の発表時のものですので、全てが同じ時期のユーザー数ではありませんので、その点はご了承ください。
日本国内のSNSアクティブ・ユーザー数ランキング
国内順位 | SNS | 国内利用者数 | 海外順位 |
---|---|---|---|
1 | LINE | 8,300万人 | – |
2 | YouTube | 6,200万人 | 2 |
3 | 4,500万人 | 13 | |
4 | 3,300万人 | 6 | |
5 | 2,600万人 | 1 |
やはり、日本ではLINEのユーザー数が飛び抜けていますね。YouTube・Twitterあたりも日本では高い人気。
ビジネスでSNSを活用するなら
SNSを使ったマーケティングでは、法人であれば公式LINEアカウント・YouTubeチャンネルくらいは最低限おさえておくべきでしょう。もちろんBtoC(CtoC)のビジネスモデルの方ですね。
例えば、僕の会社の食品事業はBtoBの卸売業なので、あまりSNSの活用は効果的ではありません。
ファッションや飲食業でしたら、InstagramやTwitterがかなり有効だと思いますし、厳密に言うとSNSではないのかもしれませんが、店舗を持っているのであればGoogleMap(Googleマイビジネス)は必須だと思います。
世界のSNSユーザー数ランキング
日本だけでなく、海外も含めた世界のSNSユーザ数ランキングも調べてみました。日本国内の順位とはかなり異なります。
海外順位 | SNS | 利用者数 | 国内利用者数 |
---|---|---|---|
1 | 24億4900万人 | 2,600万人 | |
2 | YouTube | 20億人 | 6,200万人 |
3 | 16億人 | 不明 | |
4 | Facebook Messenger | 13億人 | 不明 |
5 | 11億5000万人 | 不明 | |
6 | Instagaram | 10億人 | 3,300万人 |
7 | TikTok | 8億人 | 950万人 |
8 | 7億3000人 | 不明 | |
9 | QZone | 5億1700人 | 不明 |
10 | Sina Weibo | 4億9700人 | 不明 |
出典元:Statista Most popular social networks worldwide
日本ではあまり聞く機会のないSNSもユーザー数上位に入っていますね。
5位のWeChat・7位のTikTok・8位のQQ・9位のQZone・10位のSina Weiboは中国のSNSです。
中国国内ではFacebookやYouTubeなど欧米のSNS・アプリの利用が禁止されているので、人口の多い中国人でユーザー数を増やせる中国製アプリは上位に入ってきますね。
TikTokは日本でもユーザー数が増えてきていますし、WeChatはコンビニ等で「WeChat Pay」というQRコード決済が使えるということもあって、日本でも目にしたことがあるのではないでしょうか?
ちなみに、WeChatやQQはLINEのようなメッセンジャーアプリで、QZone・Sina Weiboはいわゆるブログサービスです。
日本と海外ではメジャーなSNSが異なる
LINEは、日本国内では8,300万人もの人が使っている圧倒的なサービスですが、世界的にはそこまでユーザー数は多くありません。
日本以外でLINEが多く使用されているのは、いずれも親日国である
・タイ(4500万人)
・台湾(2100万人)
・インドネシア(1500万人)
といった国々です。
また、日本ではユーザー数3位と、人気の高いTwitterも世界的にはそこまで人気ではなく、12位のSnapchat(ユーザー数:3億8000万人)や14位のPinterest(ユーザー数:3億2200万人)といったSNSと同数程度。
つまり、国・地域で主要な・人気のSNSは違ってきますので、ビジネス目的にしろ、そうでないにしろ、使用意図や目的によって、自分に向いているSNSが何かは変わってきますね。
ビジネスではメッセンジャーアプリを多用
SNSの面白いところは、世界中の人たちと簡単に繋がれる点です。行ったことのない国の方からアップした写真に「いいね」をもらったりメッセージを送ったり、といった行動はSNSなしではなかなか体験できません。
こうした体験は、ビジネスでもSNSを使用する上でも重要です。体験を通じて顧客を開拓したり、見込みづくりを行なったり、サービスを幅広く知らしめたりすることができるからです。
スマホはいつも持ち歩いていますから、連絡も取りやすいですし、海外のビジメスパーソンでも、メールを見ていない人もたくさんいますww
メールよりもSNSの方が確実で素早く連絡が取れることも多いんです
メッセンジャーアプリはどれを使う?
メッセンジャーアプリも地域によって使い分けが必要です。中国の方でしたらWeChat・EUや中東ならWhatsApp、といった感じです。
WhatsApp(ワッツアップと読みます)は世界的にはユーザー数が多く、メッセンジャーとしてもチャット的な使い方としてもビジネスシーンでよく使われています。日本では使用している方は少数だと思います。
僕がビジネスで中東やインドの方とコミュニケーションを取る時は、WhatsAppがほとんどですね。
逆に、海外の方で、日本人を相手にしている方はLINEを使っている人も多いです。
僕もマレーシアやベトナム・タイ・インドネシアの方とのやり取りは、LINEを使うことも多いです。(シンガポールの方とは、WhatsAppが多いのはどうでしてだろう?)
まとめ
日本と世界の人気のSNSを調べてみました。ランキングは、日本だけでなく海外でも国や地域によって異なってきます。
日本以外のエリアで人気のSNSを使って、海外の方とつながるのも面白いと思います。
これからビジネスで海外に出て行かれる方は、ぜひその国のメジャーなSNSやメッセンジャーアプリを使ってより良い人間関係を築いてください。