2末から3月初旬にかけて、仕事でドバイに行ってきました。コロナ禍の状況ではありますが、新規取引のために実際に相手先に会う必要があったので渡航してきました。
そこで、今回は海外渡航・海外からの帰国の際の注意点などを記したいと思います。
海外への渡航時の注意点
僕が海外に行ったのは2月末でしたが、今も大きくルールは変わっていません。(今の方が厳しくなっています)
日本からの出国・ドバイへの入国を例に、渡航時の注意点を記したいと思います。
海外渡航にはPCR検査の陰性証明書が必須
海外渡航時は、PCR検査を受けた上で陰性証明書が必要となります。飛行機に搭乗する際・渡航先空港での入国審査の際に必要となります。
例えば、今回渡航したドバイの場合は、日本出発の72時間以内に受けた検査でなければなりませんでした。
また、証明書はポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査の証明書である必要があります。抗体検査や自宅検査キットなど、その他の検査結果の診断書は認められません。
検査結果は印刷されたものでないとダメで、SMS・メール等での結果提示では不可です。英語・もしくはアラビア語での証明書のみOK、となっています。
このように、渡航先によって運用ルールが異なりますので、事前にしっかり確認をしてPCR検査を受診しましょう。
出国からドバイ入国までの流れ
- 日本を出発する72時間以内にPCR検査を受診
- 英語かアラビア語での陰性証明書を取得
- 出発空港の搭乗手続きにて陰性証明書を提示
- ドバイでの入国時に陰性証明書を提示
- ドバイの入国審査は通常通り
海外から帰国時の注意点
日本に帰国する際は、渡航先でPCR検査を受け、その陰性証明書がないと飛行機に乗れません。出発の72時間以内に受けた検査の証明書が必要です。
僕が入国した3月上旬は陰性証明書がなくても日本への入国自体はできたのですが、現在は陰性証明書がないと入国できません。必ず渡航先でPCR検査を受診しましょう。
ドバイでは、PCR検査を受けるのに150AED(約4,400円)かかりました。日本では3〜5万円かかりますので、日本に比べると安いですね。
また、厚生労働省HP内にある質問票Webページにて情報を入力し、QRコードを取得しておく必要があります。そのQRコードを出発時と到着時に空港で提示しなければなりません。
質問票Web https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp
さらに、日本の空港到着時に改めてPCR検査を受けて、陰性でなければ入国できません。
帰国時の手続きの流れ
帰国時の流れをまとめると、以下のようになります。
- 出発の72時間以内にPCR検査を受ける
- 質問票Webに情報を入力・発行されたQRコードを保存しておく
- 出発空港にて陰性証明書と上記QRコードを提示
- 到着空港にて陰性証明書とQRコードを提示
- 到着空港でPCR検査を受ける
(陰性の場合は入国可能。陽性の場合は、政府指定場所にて14日間隔離)
PCR検査証明書にはフォーマットがある
PCR検査を受診して証明書を受け取る際、日本が定めるフォーマットがあります。そのフォーマットに即した内容でなければ、陰性証明書を持参していても有効ならない=入国できない事もあり得ますので十分注意しましょう。
フォーマットはこちら
ですが、このフォーマットで証明書が作成できない場合でも、下記の記載必須内容が書かれた証明書があれば大丈夫です。
証明書へ記載すべき内容
- 氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別
- 検査方法、採取検体(下記*に限る)
- 結果、検体採取日時、結果判明日、検査証明交付年月日、
- 医療機関名、住所、医師名、医療機関印影
- すべての項目が英語で記載されたもの
検査方法
核酸増幅検査 | その他 |
real time RT-PCR法 LAMP法 TMA法 TRC法 Smart Amp法 NEAR法 | 次世代シーケンス法 抗原定量検査 |
検体採取法
鼻咽頭ぬぐい液・唾液
ドバイでは、現地病院で検査を受診して発行された証明書を持って帰国しましたが、上記記載内容がきちんと書かれてあったため、問題はありませんでした。
現地での検査結果証明の記載内容が不足している場合は、定型フォーマットに書いてもらうようにしましょう。
帰国後の注意点
日本入国時に受けたPCR検査が陰性であっても、入国した次の日から14日間は外出ができません。自宅などでの隔離となります。隔離場所は、上記の質問票で入力する箇所があります。
また、公共の交通機関も利用できません。ですので、空港から自宅などへ帰る際も、電車やバスは利用できず、マイカー等で帰るしかありません。
14日間は毎日、厚生労働省から体調に関わる確認の連絡が入りますので、それに答える義務があります。
ちなみに確認の方法は、
- 電話(自動音声による電話)
- LINE
の2種類があります。
まとめ
このように現在は、出国・入国共に厳しき管理されているため、よほどの事情がない限りは海外に行くことはないと思いますが、海外渡航が必要な際は、ルールをしっかり守って、感染対策をしっかり取るようにしましょう。
- 出国時・入国時共にPCR検査が必須
- PCR検査の陰性証明書にはフォーマットあり(必須記載内容あり)
- 帰国後も14日間は自身で決めた場所での隔離生活が必要
- 14日間は毎日健康状態を報告する義務あり