世界の空港が、ランキング付けされているのをご存知でしょうか?今年のランキングを調べてみましたので、ご紹介します。
世界の空港ランキング
イギリスのスカイトラック社による調査です。
これは、世界の395空港を対象に、110ヶ国・1285万人の利用者からのアンケートを元にランク付けされています。
Skytrax社のサイトを見てみると、39の項目~チェックイン・ショッピング・イミグレ・セキュリティなどなど~のトータル評価で決定されています。
順位は以下の通りです。
ランキング1位はシンガポールのチャンギ空港
順位は以下の通りです。
1.チャンギ空港(シンガポール)
2.仁川(インチョン)国際空港(韓国)
3.ミュンヘン空港(ドイツ)
4.香港国際空港
5.アムステルダム・スキポール空港(オランダ)
6.東京国際空港(羽田)
7.北京首都国際空港(中国)
8.チューリヒ空港(スイス)
9.バンクーバー国際空港(カナダ)
10.ロンドン・ヒースロー空港(英国)
出典:Skytrax社サイト
チャンギ空港はさすがですね。利用者の評判も良いし、シンガポール航空も評価が高いですね。
空港の在り方は、国の政策がすごく反映しますから、日本の現状を考えると、6位に入っている羽田空港はかなり健闘していると思います。
他のランクインしている空港と比べて規模が小さいので、それが功を奏したのかもしれません。
羽田と成田の運営戦略は?
ランキング上位の空港の多くが「ハブ空港」として運用される中、日本は羽田空港と成田空港の棲み分けや戦略が曖昧なまま進んできた印象です。
高度経済成長で羽田空港の発着枠が一杯となり、国際線を成田空港に移管。ところが、成田空港への反対運動から海外の航空会社の乗り入れを断ったり、ちぐはぐな対応が目立ちました。
一方、羽田空港は騒音対策から東京湾への沖合展開が進んだことで、発着枠が拡大。再び、国際線を受け入れ始めました。
そして今月、羽田空港は国際線を拡張しました。
これまでは、昼間のアジア近距離路線が中心で、夜間は、騒音対策のために深夜・早朝が飛べない成田空港を補完する意味で他の路線便も飛ばしていましたが、羽田空港国際線ターミナルの拡張により、羽田からどこへでも飛ばせるようになりました。
都内在住ですので、羽田の方が便利なものですから国際線が増えるのはありがたいことなのですが、日本国としては、どのように羽田と成田を使い分けていくのでしょうか?
インバウンドビジネスを展開している身としては、今後の戦略が気になります。
こうしたランキングは、利用者の利便性にも関係がありますから、国の戦略も大事なのです。
ちなみに僕が行ったことがある空港は、トップ10のうち4つだけ。
う〜ん、まだまだですね。