プラハカードを使ってお得に観光する1日目は下記のようなところを訪れます。観光スポットを詳細に解説します。
- プラハ歴史ツアー
- 旧市街散策
- ユダヤ人街散策
- 新市街散策
- 教会コンサート
巡り方としては、歴史ツアー → 新市街orユダヤ人街→旧市街散策→教会コンサートが良いかと思いますが、まわる順番は入れ替えても問題ないです。
プラハ歴史ツアー
プラハカードを使うと無料で参加できるバスツアーです。
2時間かけてプラハ市内を回ります。車内では、日本語の音声ガイドもあります。旧市街-新市街-プラハ城-ユダヤ人街を網羅できます。(プラハ城ではショートブレイクあり)
ツアー概要は下記の通りです。
ツアー名 | Prague Historical Tour (Martin Tour) |
集合場所 | 旧市街広場 (MAP) |
所要時間 | 2時間 |
ツアー開始時間 | (4-10月) 9:00・9:45・10:30・11:00・11:30・12:00・13:15・13:45・14:30・15:30・16:00 (11-3月) 10:45・11:30・13:15・14:45 |
まずは、このツアーを使って一通りプラハ市内を廻ってみるのはいかがでしょうか?
旧市街広場の見どころ
次に、旧市街エリア散策のご紹介です。
今回紹介する施設では、無料で見学できるティーン教会と火薬塔以外は、プラハカードでは割引が受けられないため、外から見学するのみのご紹介としています。
旧市街広場は、中世の街並みが美しい旧市街観光の中心となる場所で、ティーン教会やなど複数の史跡が取り囲まれた広場となります。
ティーン教会
ゴシック様式の宗教施設で、14〜16世紀にかけて建てられ、17世紀にはバロック様式に改築されました。無料で見学できます。
旧市庁舎
1338年に建てられました。天文時計塔は、9:00-23:00の間の毎正時に十二使徒の人形が現れます。なるべくその時間に合わせて訪問しましょう。
聖ミクラーシュ教会
バロック様式の建築で、設計士のディーンツェンホッファーの最高傑作とも言われています。ここで開催されている教会コンサートが価格的には最も安かったので、コンサートに行かれるのならオススメいたします。(最安値は17:00開催の部でした)
火薬塔
かつて充の火薬庫として使用された後期ゴシック様式の建物で、プラハ城へと続く「王の道」の出発地点になります。結構高い建物で、プラハカードで無料で登れるので、訪れてみてください。
ユダヤ人街
旧ユダヤ人地区で、高級ブランドが立ち並ぶパリ通りにあります。ユダヤ教徒の祈りの家(教会堂)である「シナゴーグ」や博物館があります。
ヨーロッパで最もよく保存されたユダ人街とのことです。
ユダヤ人は、世界中で迫害を受けてきた歴史があります。日本ではこのような施設を見る機会は、そんなに多くないとも思いますので、訪れてみてはいかがでしょうか?
プラカードで無料で入れるユダヤ人街の施設
- 旧新シナゴーグ
- マイゼル・シナゴーグ
- ピンカス・シナゴーグ
- クラウセン・シナゴーグ
- セレモニーホール
- スペイン・シナゴーグ
今回訪れた施設をご紹介します。
旧新シナゴーグ
世界的にも最も古く貴重なユダヤ遺産で、中央ヨーロッパ最古のシナゴーグです。新シナゴーグと呼ばれていましたが、他の新しいシナゴーグができたために、「旧新シナゴーグ」という不思議な名称になりました。
ピンカス・シナゴーグ&ユダヤ人墓地
ピンカス・シナゴーグは旧新シナゴーグに次いで2番目に古いシナゴーグです。
ここには、ナチスドイツに殺害された8万人ものユダヤ人の姓名・生年月日が壁一面に書かれています。収容所に収容されている時に子供が描いた絵なども展示されていて胸が打たれます。
また、ピンカス・シナゴーグは、ユダヤ人墓地とも繋がっていて、そのまま見学できます。12000基もの墓石があるそうです。ユダヤ人は、かつて他に埋葬する事が許されなかったため、ここに重ねて埋葬をしていた影響で、墓地は少し小高くなっています。
クラウセン・シナゴーグ&セレモニーホール
ユダヤ人墓地を抜けたところにあるシナゴーグ。宗教儀礼や生活習慣に関しての展示などもあります。
ユダヤ人街・シナゴーグなど施設のチケットの買い方
これらの施設もプラハカードを使えば、無料で訪れることができます。
チケットは、ユダヤ人街インフォメーションセンターで購入できます。(プラハカードで無料で引き換え)
インフォメーションセンターはこちらの場所にあります。ちなみにピンカス・シナゴーグの入口でもチケット購入はできますので、空いている方を選べば良いかと思います。
新市街
新市街は、旧市街からプラハ本駅の間のエリアで、デパートなども立ち並んでいます。
今回は、新市街付近はあまり行きませんでしたが、プラハでの買い物・国立博物館やミュシャ美術館などがあります。
国立博物館からまっすぐ伸びているヴァーツラフ広場がいわゆる「目抜き通り」になるのではないでしょうか。
教会コンサート
プラハ市内の多くの教会でコンサートを開かれています。これも日本ではなかなか体験できないので、ぜひ行ってみてください。
料金は教会によって大きく異なります。例えば、旧市街広場にあるティーン教会は、800czk近くしましたが、同じ旧市街広場にある聖ミクラーシュ教会は400czkでした。僕が行ったクレメンティヌムのサルバトール教会も400czkでした。(少し安くしてもらいました)
残念ながら、プラハカードで割引になる教会コンサートはほぼ皆無でした。ここだけは通常の料金を払わないといけません。
開催時間は、早いところで17:00。多くは18:00〜19:00が開始時間でした。
教会ごとに演奏項目が異なりますので、金額だけでなく、曲によって選んでもいいかもしれません。
地元チェコの作曲家・スメタナの『我が祖国(モルダウ)』は、人気があるせいか、この曲を演奏するコンサートは比較的割高でした。
まとめ:プラハカードでいくら得した?
プラハカードをフル活用する旅1日目は、どのくらい得したでしょうか?
施設名等 | 通常金額 | プラハカード | 得した金額 |
プラハ歴史ツアー | 450 | 0 | 450 |
旧市街(火薬塔) | 100 | 0 | 100 |
ユダヤ人街 | 350 | 0 | 350 |
合計 | 900 czk |
*旧市街・・・ティーン教会・聖ミクラーシュ教会は無料。旧市庁舎は外観見学のみ。塔を登る場合は、250czkかかります。
*教会コンサートは、教会ごとに金額が異なるので計算しませんでした。
ということで、900czk≒4,300円ほどお得に観光できました!