いや、以前から国の借金は凄いことになっているのですが、改めて
新聞報道を見て恐ろしくなりました。
5/9に財務省から、2013年度末での借金が1024兆円になった、との
発表がありました。
今年4/1時点での人口で割ると、一人約806万円の借金を抱えている
ことになるらしいです。
ところで、国の財政を見てみるとこんな感じです。(平成26年度)
収入(税収入+税外収入) 54.6兆円
支出(一般会計歳出) 95.9兆円
支出の方が、41.3兆円多いので、これを国債等の借金で賄っています。
これは単年度なので、この他にまだ1024兆円の借金があるということ
ですね。
ちなみに財務省のホームページには、この国の財政を我が国に例えたら
というコーナーがあります。
(これは一般会計に関しての金額。特別会計は含まれていないようです)
1ヶ月分の家計に例えた場合
世帯収入 30万円
必要経費総額 53万円
家計費 40万円
ローン元利払 13万円
不足分 23万円 ←借金で埋めている
ローン残高 5,143万円 ←毎年借金しているから年々増えている
さて皆さんは、このご家庭にお金を貸しますか?
国債を買うということは、国にお金を貸すということなのですが、毎年
約40兆円の国債発行をしているということは買っている人がいるわけで、
それは誰かというと、主には金融機関なのです。
銀行に普通に預けている人は、間接的に国債を買っていることになって
います。
そう考えると、当然リスクはありますが、貯蓄から投資へという考え方
も悪くないのかなあと思います。
だって、日本国という家庭にお金貸すのってすごいリスクですよね?
しかも、預けた人(銀行)が勝手に貸しちゃう(国債購入)んだから。
もちろん実際はそんな単純な話でもないですし、竹中平蔵氏が言うよう
にプライマリーバランスを改善していくという発想もあるわけですが。
→日本の借金はこうして減らせ