今回は、具体的に私が契約したものや機種、どのくらい月々の通信料を落とすことができたのかをご紹介します。
携帯料金(通信料金)の差はどのくらい?
僕が契約したのはビックカメラさんのBIC SIM。なぜ選んだかは後ほど書くとしてまずは料金を見てもらいましょう。
初期費用 3,000円(手続きのときだけかかるお金)
基本料金 1,600円(月々/データ通信量3GB)
以上です。
何と毎月1,600円のみ。しかも3GBまで使えます。僕は携帯でのゲームはしないのですが、テザリングでPCとつなぎたいので3GBくらいがちょうどいい容量。
端末に関しては、ASUS(エイスース)のZenfone2というのを買いました。ラインナップの中では一番安い(スペックの低い)ものを選びました。スペックが低いといっても格安スマホのものよりは相当高いです。↓これです。
量販店では、料金35,800円でした。
大手さんのように機種代を24ヶ月分割で考えると、月々1,491円。
この端末は非常に良くできていて、ストレスなく使ってます。コストパフォーマンスめちゃくちゃ高いですよ。
大手キャリアとの金額比較
大手キャリアをそのまま継続したときと比較してみるとこんな感じ。
(大手キャリアの方には機種代を入れていません。24ヶ月累計での比較になります)
大手キャリア 通信費 7,020円 × 24 = 168,480円
MVNO 端末代+通信費 35,800円+(1,728円×24) = 77,272円
これはかなり大きな差だなあ。大手キャリアの方は端末代を入れていないのに、2年で9.1万円の差が出るのかあ。しかもデータ通信量は大手2GB、MVNOは3GBなのでこれも大手は負けてる。
ちなみに大手キャリアのままiphone6に機種変した場合は、割引・下取り込みで2年間の機種代37,400円ほど。これまえで加味すると24ヶ月で128,400円もの差が出る。これは随分節約になるんじゃないでしょうか。
キャリアを解約した際の解除金10,260円やMNP手数料3,000円、機種代残金9,000円、月々割の負担2,800円などなど27,000円くらい出費がありましたが、節約分を考慮して3ヶ月で回収できる見込みです。
MVNOもいいことばかりじゃない。弱点は「通話」
でも、上記の計算は「通話」に関するところが実はアンフェア。
MVNO会社の弱点は「通話料」なんです。大手キャリアは「話し放題」ですから、月々の料金以外に通話料がかかることはないと思いますが、MVNOの場合は、通話料は話した分だけかかってきます。私のように仕事で使っている人間は、結構電話しますからここが大きなデメリットになります。
MVNOは多くは、通話料20円/30秒。1分で40円かかってきます。
1日10分。月に300分通話すると、12,000円!もかかってしまう計算になります。
だから電話をたくさん使う人は、MVNOには向いていない可能性大です。
MVNOのMNPにはタイムラグがある!?
さて、私が契約したのは「BIC SIM」。
通信に関しては、IIJMIO(アイアイジェイミオ)というMVNO会社が提供しています。
元々は、IIJMIOで直接契約をしようと思っていたのですが、ネットで申し込みを行うんですね。(多くのMVNO会社がネット経由です)なので、契約書類やSIMカードのやりとりは郵送で行ったりすることになるので、通信が使えるようになるまで最低でも2〜3日かかってしまうのです。
つまり、数日間電話も通じない期間ができてしまうということ。これは、仕事で使っている私としては、受け入れられない条件でした。
そこで、ビックカメラさんの店頭で申し込み・受け付けができて、IIJMIOと同じ内容で契約できるBIC SIMでの契約にしたんです。これならその場ですぐに使えるようになります。僕の場合は、手続きに1時間程ですみました。
最低契約期間は、通信開始の翌月。もし、どうしても使い勝手が悪かったら数ヶ月で他へ契約を移すこともできるわけです。
MVNOで通話料を抑える良い方法とは
私は、通話料を抑えるために下記のアプリを使っています。
⒈LINE無料電話
仕事であっても携帯番号を交換してLINEでつながった方には、LINE電話で通話しています。
これだとお金はかかりません。ただし、携帯電話同士での電話に限ります。
2.みおふぉん
IIJMIOの提供するアプリ「みおふぉん」経由で電話をすると通話料金が10円/30秒と通常の半額になります。
https://www.iijmio.jp/hdd/miofone/dial.jsp
はじめて携帯に電話する方にはこちらを使っています。
3.LINE電話(パート2)
LINE電話には、有料で固定電話にも使えるプランがあります。僕が使っているのは30日間有効で、
60分話せるプラン。390円です。1日5分の通話だと12日間分ということですね。
これは固定・海外電話も使えて特定のお店には無料でかけることができます。
HPをチェックしてみてください。http://line.me/ja/call
4.Viber
これも通話アプリで相手もViberを使っていたら無料で通話ができます。
また2015年7月現在、キャンペーン中で固定電話への電話も無料になっています!!
他社携帯電話へは10円/1分とこちらも格安。楽天グループなので楽天ポイントが貯まったりもします。
通話アプリも良し悪しがある
僕は、仕事で電話をかなり使っていますが、上記1〜4の実践でLINE電話の390円の追加とおそよ電話代300円のみで通話も問題なく運用できています。元々長電話しないタイプですが、実は仕事の電話も1回5分程度なんですよね。相手からかかってくる場合は料金負担はないですし。僕の場合は、通話料もMVNOとしての弱点にはあまりなっていないんです。
ただ、有料のLINE電話には大きな弱点があります。IIJMIOはDocomoの通信を使っていますので、LINE電話でSoftbank、auを使っている人に電話をすると非通知になってしまうのです。ここがちょっと不満かなあ。
結果的には大幅な減額に!
通話アプリに若干の不満はあっても、結果として大幅な節約に成功しました!
まだ1ヶ月ですが、6月は1,600円(通信費)+390円(LINE電話)+300円(通常の電話代)=2,290円!
の通信費ですみました!!
計算すると通信費比較で月5,000円以上の節約! 年間で6万円以上! 東南アジアへの出張が1回できるくらいの金額になるなあ。ありがたい。
しかも、端末はSIMフリーなので、海外でSIMカードを入れ替えればそのまま使える!!
ぜひ、皆さんもMVNOでの通信費削減をお試し下さい。
追記
楽天モバイルで、僕が買ったZenfone2のセット販売があります。端末代を分割で支払いたい方には良いかもしれません。通信も3GBだと金額はBicSimとほぼ同じです。楽天ポイントもつくようなので、貯めている人は検討してみてはどうでしょうか?