新生銀行が、新しいサービス付きの住宅ローンを発表しました。
住宅ローンの契約金額に応じて、病児保育サービスと家事代行サービスを受けることのできるクーポンがついてくるというもの。
女性の就業率の高まりを背景に、子育て世代への住宅購入支援をコンセプトにした商品とのことです。
新生銀行HP
病児保育サービス・・お子様の急な発熱や軽い病気になった際に専門のスタッフがお子様を預かるサービス
家事代行サービス・・お忙しいときに掃除・料理・買い物等の火事を請け負うサービス
どのくらいクーポンがつくかといいますと、
借入額 1,500万円〜1,990万円 クーポン20枚
借入額 2,000万円〜2,490万円 クーポン30枚
借入額 2,500万円〜2,990万円 クーポン40枚
借入額 3,000万円〜 クーポン50枚
有効期間は10年で、病児保育サービスは1回利用につきクーポン2枚、家事代行は1回利用につきクーポン1枚が必要だそうです。家事代行は1回3時間までのサービスとのこと。プレスリリースを見る限り、融資実行時に157,500円事務手数料がかかると書いてある以外は、金利の上乗せ等はないようですが、どうなのでしょうか?
病児保育サービスや家事代行サービスを個人で利用すると、そこそこ費用がかかるので、利用するかもと感じられるご家庭は、この住宅ローンを検討するのもありかもしれません。
病児保育サービス会社はこちら
家事代行サービス会社はこちら
ただ、サービス対応エリアが関東圏なので、地域限定の商品になります。
また、この住宅ローンは「パワースマート住宅ローン 安心パックW」という商品名で、
元金据え置きサービス(繰り上げ返済をして短縮された返済期間の元金を据え置いて利息のみの返済にできるというもの)と団体信用介護保障保険がついてきます。
これはどちらも余計ですね。あくまで個人的見解ですが全く必要のないサービス。
そうはいっても働く女性を応援するという新しい切り口で、面白いサービスですよね。
こうしたサービスの善し悪しや是非よりも、金融機関が顧客のためにどんなことができるかを考えた結果でしょうから、そういう意味で好事例だと思います。
あくまで住宅ローンは、付帯サービス以前にチェックすることがたくさんありますので、サービスだけで選ぶことのないようにご注意下さい。