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iDeco(イデコ)を始める際に知っておくべき10か条

2018年8月15日

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iDeco(イデコ)を始める際に知っておくべき10か条

2018年8月15日

久しぶりの資産運用情報です。今回取り上げるのはiDeco(イデコ)です。
NISA(ニーサ)とならび、投資初心者でも始めやすいiDeco(イデコ)のメリット・デメリット、実際にお勧めできるのかをまとめました。

iDeco(イデコ)とは?

一言でいうと、「自分で作る年金制度」のことです。制度に則って、自身で積み立てを行い、60歳になったら年金として積み立ててきたお金を受け取れ取れるというものです。(年金だけでなく一時金でも受け取れます)

iDeco(イデコ)は、個人型確定拠出年金Individual-type Defined Contribution pension planという表現から取られた愛称で、貯蓄から投資へという国の方針の一つとして、制度が整えられてきました。

それでは、iDecoを検討している方(もう始めている方)に知っておいていただきたい10項目を解説していきたいと思います。

iDecoは誰でも使えるの?

下記条件を満たす方は誰でもiDecoを始められます。

  • 20歳~60歳までの方
  • 国民年金や厚生年金に加入している
  • 日本に住んでいる
  • 国民年金保険料をきちんと払っている

iDecoのメリットは何?

iDecoは自分で積み立てて、その積み立てた金額を自分でもらうのだから、普通に投資信託を買ったりするのと何が違うのか?を解説します。


メリット1:税金が安くなる

積み立てた金額に応じて税金が安くなります。iDeco最大のメリットです。
例えば2つの事例を考えてみます。以下をご覧ください。

40歳の方が毎月1万円を積み立てた場合
年収税軽減額
400万円18,000円
600万円24,000円
800万円36,000円
40歳の方が毎月2万円を積み立てた場合
年収税軽減額
400万円36,000円
600万円48,000円
800万円70,000円

どちらも、かなりざっくりした試算ですが、結構な税金の軽減です。これは大きなメリットです。

メリット2:休止や再開が自由にできる

ライフプラン上、支出が増える際に一時積み立てをストップしたり、その後再開したりということが可能です。

メリット3:運用期間中の利益も非課税

積み立てをしている間は、どんなに運用益を得られても税金はかかりません。通常の投資信託では、売却益や配当には税金がかかりますので、生まれた利益が元本に組み込まれてさらに運用益を増やしていくことができます。

iDecoのデメリットはあるの?

一番のデメリットは「途中でやめられない」ことです。
一度始めたらやめられません。積み立ての休止はできますが、60歳になって積立金を受け取るまで一切引き出せません。

iDecoを始める前に確認しておくべくこと・注意点

その他、注意点を下記に列記しますので、iDeco加入前に確認をしておいてください。

iDecoに加入できない人もいる

上記のように、多くの方が加入できる制度ですが、入れない人もいます。
・国民年金保険料を払っていない人(免除者も含む)
・既に会社で企業版の確定拠出年金制度を利用していて個人版であるiDecoへの加入が認められていない人
お勤めの会社の年金制度によって加入できない場合もあるので、確認が必要です。


加入時・継続時にコストがかかる

iDecoに加入する際に手数料がかかります。また、口座維持にも管理費用がかかります。
積み立てを休止している間も管理費用はかかりますので注意が必要です。
ほとんどの金融機関が
加入時 2,777円
口座管理 167円/月(積み立てをしていない場合は64円/月)
が費用としてかかります。

積立金額の変更は年1回のみ

毎月の積立金額の変更は年1回しかできません。

60歳まで引き出せない

積み立てた金額は60歳になるまで引き出せません。高度障害や死亡時のみ引き出すことができます。(死亡時はご遺族が受け取ることになります)

税金を安くするには自分で続きをする必要がある

国民年金の方・会社員で自分の口座から積み立てている方(給与天引きをされていない)は確定申告や年末調整での手続きをしないといけません。


選べる金融機関は一つだけ

iDecoを開始するにあたっては、新しく口座を開設する必要があります。また、iDecoを扱っている金融機関は数多くありますが、口座を開けるのは一金融機関だけです。(変更は可能です)

積み立ては自分から申し込まないといけない

60歳になったら自動的に受け取れるようにあるわけではありません。受け取る権利が得られるだけですので、受け取りの申請をする必要があります。


結局、iDecoはおススメなの?

万人におすすめできる制度だとは思えません。
たしかに税制メリットは大きいですし、積み立てを休止できるという柔軟性もありますが、いわゆる解約はできないし、積立金は60歳になるまで一切引き出せません。月々の積立額の変更は年に1回だけだし、利用するには制約が多すぎるように感じます。
では誰におススメなのかというと、

年齢:40歳から50歳
家庭環境:お子様がいないorお子様の独立がすでに見えている(既に独立している)
お金に対する意志が弱い:強制的に積み立てでもしてもらわないとお金が貯まらない

という方です。



40歳以下の方は、老後を考えるには早すぎますので、老後の事も考えながら、NISAやつみたてNISAのような非課税メリットのある積立制度を利用されてはいかがでしょうか?
そして、40歳を超えて環境を見ながら合わせてiDecoの活用を考えていく、というのが良いのではないかと思います。

  • この記事を書いた人

Dr.Mory

金融業界歴22年のファイナンシャルプランナー。得意分野は、保険とローン・資産運用。旅行業界の経験から旅行プランニングも行ってます。猫と旅行・ガジェット類が好きです。

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