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保険見直しのポイント-ステップが大事-

2015年6月14日

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保険見直しのポイント-ステップが大事-

2015年6月14日

保険の見直しの相談を受けた事例から見直しのポイントをご紹介します。

 

実例に即した感じでご紹介すると、ご夫婦で下記のような保険に加入しているご相談でした。
ご主人が養老保険(満期金がある保険です)、年金保険(60歳から年金が受け取れる保険)、定期保険(死亡の際の保障)でした。奥様は、医療保険(入院保障)とがん保険(がんになったときの保障)に加入されていました。

保険見直しの目的は?

ご夫婦にお聞きしたのは、どうして見直しをしたいと思われたのですか?ということでした。当たり前ですが、これまで加入されていた契約はこれまでの目的があって継続をされていて、その目的が変わった(もしくは目的に合わなくなった)ので見直おそうと思ったはずだからです。
お二人のご回答としては、「現状の保険契約が自分たちに合っているのかわからないので」というお答えでした。

なるほど。目的と契約が合っているかわからないということですね。
ところが、お二人とも「何となく勧められて加入したので」内容はよくわからない、目的といっても特にない、とのことでした。
これはよくある話ですね。保険営業もお客様のことをよく聞かずに販売する事はよくありますし。

そこで、ではまず保険が役に立つ場面がどういった時かを確認しましょう。保険の目的を確認して、お二人の生活に必要かどうかを見てみましょう。もし、今加入している保険で問題なければ見直す必要はないわけですし、目的と合っていなければ、そこで他の商品を検討しましょう、とお伝えしました。

金融商品は目的達成の為のツールでしかない

ところで、金融機関は、保険に限らずお客様の側に立って商品をお勧めする事はまずありません。おそらく投資商品でも住宅ローンでも保険でも、商品を購入する際に、ライフプラン的な質問すらされたことがない方が大半だと思います。金融商品は何か目的を達成する為のツールでしかありません。目的を確認して、そのために最適なツールを選択するのが普通ななのですが、こと金融に関してはありません。

いい投資信託がある、いい保険商品がある…
これは金融商品が目に見えないから通用する話です。

例えば、このご夫婦に僕が「いい車があるんですよ」とドでかいキャンピングカーを営業したとしても、おそらく「いらない」と言われてしまうでしょう。目に見えて自分たちに合わないと判断できるからです。
金融商品は、目に見えず、しかも日々刻々と動く経済や生活の在り方/希望の変化に影響を受ける商品なので、一般の方には非常にわかりにくいものに感じてしまうのだと思います。

契約

保険見直しの手順

お二人と今回のご相談を進めていく上で見直しステップをご説明しました。
①簡単なライフプラン上の質問
②お二人に必要な保険種類
③現在の保険契約内容の確認
この3ステップです。

よく保険の見直しをする際には、現状の保険契約内容を確認することから始める方が多いのですが、これはあまりお勧めできません。
今加入しているものとの差異を見つける作業ではなく、自分たちに合ったものを選びたいのであれば、まず目的が何かと、目的に合っているものは何かという大枠を考えるのが先です。その上で、現在加入中の商品とのズレを比較するのです。

いきなり商品確認から入ってしまうと
「今加入中のものより保障が厚くなります」「今加入中のものより月々の掛金がお安くなります」
みたいな商品比較の検討しかできないケースがままあります。これでは、せっかく見直すタイミングなのに良い判断ができません。
これだけは覚えて頂きたいのですが、商品を選ぶのは最終局面です。いきなり商品検討から入ると大凡失敗します。

この見直しのステップって実は非常に大事だったりします。

保険を考える上でもライフプランニングを

保険見直しのご相談者には、ライフプランニングをしましょうというお勧めを毎回しています。保険の見直し一つをとっても、しっかりライフプランニングを行ってキャッシュフローを作成したほうが、無駄な保険加入をなくすこともできます。ライフプランまで作成されるのは全体の半分くらいの方でしょうか。僕の話があまり上手ではないこともあると思うのですが、保険を見直すだけなのでそこまではしなくていいとおっしゃる方も多いです。
ライフプランニングは全てのベースになると思いますが、強要するものでもないですし、いらないという方に強く勧めたりはしませんけれど、プランを作った事のない方はぜひ検討をお勧めします。

保険設計自体は、ライフプランなしでもある程度良い選択をできるとは思うのですが、プランニングをしないと適切な答えが出せない物が一つあります。
それは、「月々の適切な掛金の額」です。保険にかけてよいコストは、キャッシュフローを見てみないとわかりません。実際には、何となく「高い・安い」という感覚で決断していることがほとんどではないでしょうか。

商品比較から保険の見直しをしてしまうと良くないという理由の一つもこれです。現在加入している契約の掛け金をベースに考えてしまうのです。上記のご夫婦の場合でしたら「勧められるがまま何となく加入した」保険の掛け金をベースに考えても適切な回答が導きだせないのは明らかですよね。

ライフプランなしで保険の見直しを行う場合は、全体の収入と簡単な支出金額を確認して掛金を決めていくような流れで進めています。上記のご夫婦もケースもそんな感じで実施しました。

次回、具体的な見直しについて3ステップをご紹介します。

↓こういう比較サイトで資料を取り寄せた上で、商品選びのご相談、というのも承りますのでお気軽にどうぞ。


  • この記事を書いた人

Dr.Mory

金融業界歴22年のファイナンシャルプランナー。得意分野は、保険とローン・資産運用。旅行業界の経験から旅行プランニングも行ってます。猫と旅行・ガジェット類が好きです。

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